ハチの種類と特徴
世界では20万種以上のハチが生息しています。 日本でもスズメバチやミツバチ、ハナバチなど、様々な種類のハチが生息しており 攻撃性・凶暴性が高いとされるスズメバチをはじめ、人に危険をもたらす可能性があるハチも存在します。 代表的なハチの種類と特徴、そして攻撃性・凶悪性が高いハチの見分け方についてみていきましょう。
目次
ハチの種類とそれぞれの特徴
ハチには様々な種類があり、特徴も違います。 適切な対処をするために、ハチの種類や特徴について適切に理解することが重要です。
ハチの種類と特徴を理解することは、安全に対処をするために欠かせません。ミツバチは社会性昆虫で、 はちみつを作るために人間によって飼育されることが多いです。アシナガバチは、長い足が特徴で、草花によく訪れることがあります。 スズメバチは攻撃性が高く、鋭い刺が特徴的です。
1ミツバチ
- 危険度
学名 | Apis |
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活動時期 | 日本での活動時期は、4月から10月頃までの約半年間で、気温や天候によって多少前後することがあります。 |
巣の場所 | 巣は木や建物の隙間、岩の中、地中など、様々な場所に作られることがあります。また、人工的に養ハチ箱を使って飼育されることもあります。 |
特徴 | 人間が飼育することができる社会性昆虫であり、美味しいはちみつを作ることで知られています。ミツバチの特徴としては、細長く黒い体に黄色い縞模様があり、蜜や花粉をまた、ミツバチの巣は蜜ハチの巣と呼ばれ、数千匹のミツバチが集団で生活しています。 |
スズメバチ等に比べると危険性は低いですが、密(ハチミツ)や数の多さから駆除が厄介な種でもあります。自力で駆除する場合は 15cm以下の巣までに限定するようにしましょう。
ミツバチの巣の特徴
- 平らな板が何枚も垂れ下がったような形
- 最大で1mにもなる
2アシナガバチ
- 危険度
学名 | Polistinae |
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活動時期 | 6月から10月頃までの約4ヶ月間 |
巣の場所 | 巣は木々の枝や建物の壁、岩の隙間などに作られます。特に人の家の近くに作られることが多く、屋根裏や軒下、室内などに巣を作ることがあります。 |
特徴 | 攻撃性は中程度で、刺されると痛みや腫れが起こります。体長は約1cmから2cm程度で、黒や黒褐色の体に黄色い斑点模様があります。巣は直径約30cm程度まで成長しますし、約300匹のアシナガバチが集団で生活します。 |
スズメバチよりもおとなしい性格ですが、毒性は強いので危険です。農作物を食い荒らす害虫を餌にする益虫の側面も持ち合わせているため 見つけたら即駆除というよりも、ご自身の生活圏を脅かす可能性が高い場合は駆除などの措置をとるようにしましょう
アシナガバチの巣の特徴
- シャワーヘッドのような形
- 六角形の穴が露出している
3スズメバチ
- 危険度
学名 | Vespinae |
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活動時期 | 4月から11月頃までの約7ヶ月間で、気温が低い冬季には巣を離れて冬眠します。 |
巣の場所 | 巣は木々の中や地中など様々な場所に作られます。 特に春先から夏にかけては、人の家の屋根裏や壁の中など人が生活する場所に作られることがあります。 |
特徴 | 攻撃性が非常に高く、刺されると痛みや腫れ、 重さの場合はアナフィラキシーショックが起こることがあります。 体長は4〜5cm程度で、黒褐色の体に黄色い縞模様があります。 |
スズメバチは巣の周りを監視する見張りバチがおり、近づくだけで一斉に襲ってくるので攻撃性の高さを持っています。決して不用意に近づかないでください。
スズメバチの巣の特徴
- マーブル模様
- 巣穴は1つだけ
スズメバチの巣は形状を変えます。初期はフラスコのような形で完成形に近づくと丸い球体の形になります。 最大で80cmほどまで巣は大きくなります。
ハチを見つけた時の対処法
ハチを見つけた時は、刺激しない、近づかない、放置しないことが重要です。 急いで通り過ぎる場合には、なるべく大きな円を描くように回り道をするか、 その場から離れることをおすすめします。もしハチに追われた場合には、 走るよりもゆっくりと歩くことで逃げられる可能性が高くなります。
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1刺激しない
ハチを刺激すると攻撃される可能性が高くなります。 ハチがいる場所で激しく動いたり、叩いたり、ハチに向かって息を吹きかけたりしないように注意しましょう。
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2近づかない
ハチの巣がある場合は特に近づかないようにしましょう。 ハチは自分たちの巣を守るために攻撃することがあります。 また、ハチが飛び回っている場所や花に群がっている場合も、近づきすぎないように注意が必要です。
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3放置しない
巣を放置すると大きくなり危険性が増します。 また駆除を依頼する場合、巣の大きさに比例して料金が高くなります。 万が一巣を発見した場合は必ず3m以上離れるか一度その場を離れて 早めに駆除等の処置をとることをおすすめします。
ハチや蜂の巣を見つけた時は、刺激しない、近づかない、放置しないを徹底して専門業社やお住まいの自治体 マンション等にお住まいの方は管理会社に相談するなどの措置をとってください。
まとめ
ハチを見つけた時は、刺激しない、近づかない、放置しないことが大切です。蜂に刺された場合は、すぐに吸い出して、医療機関を受験しましょう。 また、蜂の巣がある場所や花に群がっている場所には近づかないようにし、倒れたり弱っている蜂にも触らないようにしましょう。